2024.12.12
お知らせ
2024年7月に急逝された前東京奈良県人会会長でJESCOホールディングス前会長兼社長の柗本俊洋氏(享年81)=吉野町出身=の功績を称え、感謝する「柗本俊洋前会長を偲ぶ会」が2024年12月12日夜、東京都千代田区の日本記者クラブでしめやかに営まれた。会員ら約50人が出席した。
冒頭、植嶋平治会長は挨拶の中で、JESCOホールディングス社がベトナムに進出し成功したことを奈良時代に大和国で生まれた遣唐使阿倍仲麻呂が現在のベトナムに駐在した歴史に例え「柗本さんは日本とベトナムの関係を築いたグローバルな視点の持ち主。現代の阿倍仲麻呂だ」と評し追悼した。また、高市早苗元総務大臣(衆議院議員、奈良県2区)は「私たちの大きな誇りだった。とても温かく優しくご指導いただいた」と故人を懐かしみ、小林茂樹元環境副大臣兼内閣府副大臣(衆議院議員、比例近畿)は「世界を股にかけて成功した企業の代表がわが奈良県人会の会長だったことは誇り。私も柗本会長にならい後進の育成に注力したい」と弔意を表した。
会場には、柗本前会長の等身大写真パネルをはじめ、同社の創業・経営の歴史を写した写真パネルが展示され、出席者は写真を見ながら故人の思い出を語り合った。
また、2023年の当会創立130周年記念に作られた当会の歌「まほろばのうた」を、奈良市出身で作曲家の平井景さんらのリードで合唱し、前会長に哀悼の意をささげた。
最後に前会長の妻眞基子さんが挨拶に立ち「故郷奈良を愛し、仕事を愛し、最後まで奈良県人でした。きょうもどこかで皆さまのことを懐かしく見守っていると思う」と感謝の言葉を述べた。