首都圏在住の県出身者やゆかりの人らが交流する「ふるさと奈良の集い」（主催・奈良県、東京奈良県人会）が２０２３年１１月８日夜、東京都港区のシェラトン都ホテル東京で開かれた。山下真知事や奈良県選出国会議員、奈良県内の各首長、奈良県会議員ら約２５０人が出席した。

　冒頭のあいさつに立った柗本俊洋東京奈良県人会会長は「まほろば奈良に誇りを持ちながら東京でがんばっている。東京奈良県人会は創立１３０周年を記念して県人会の歌の制作に取り組んでいて来年明けに発表する予定だ。ぜひ期待してほしい」と語った。今年5月に就任後、初参加の山下知事は「地元産業活性化や奈良県人口や来県人口の増、県民所得向上を目指しポテンシャルに見合う元気な県にしていきたい。そのためには政治や行政の力だけでなく東京で活躍する民間企業の力が必要だ」などと協力を呼びかけた。続いて北岡伸一国際協力機構特別顧問が「奈良県人の奈良だけでなく世界の奈良だ」などと述べ乾杯の音頭を取った。参加者らは名刺交換しながら互いの近況やふるさとの話に花を咲かせた。

　会場では大和野菜や大和牛、三輪そうめん、富有柿などの県産食材をふんだんに使った料理やスイーツ、各種地酒が振る舞われた。